【音声】
語り継ぎたい美しい日本人の物語
占部賢志
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日本人なら知っておきたい
日本の偉人の物語—
【収録内容】
・寺子屋と私塾によってなされた江戸期の教育
・道徳教育を学問的に体系化した人物・中江藤樹
・11歳の中江藤樹が最も感動した『大学』の言葉
・医者を志す大野了佐を教導した中江藤樹の奮闘
・学問の力をいまに伝える、越後湿原開拓民秘話
・御母衣ダム建設における凄絶なる闘争の歴史
・樹齢450年の「荘川桜」移植に懸けた男たちの戦い
・受け継がれた遺志、佐藤良治が植えた2,000本の桜
【内容紹介】
庶民の間に至るまで、道徳教育が日本各地に湧き上がるようになった江戸時代。その先鞭として、道徳教育を学問的に体系化した人物がいました。
陽明学者として知られる、中江藤樹であると語るのが、講師の占部賢志氏です。
幼くして四書五経に興味を持ち、11歳にして『大学』のある章句を通じて、学問に開眼したという藤樹の学問行路は、そのまま江戸時代における学問・教育とはどのようなものであったかを明らかにするものだと占部氏は指摘します。
医者を志した大野了佐に対する学問奮闘記、さらには沼地が大半を占めていた現在の新潟県を米の名産地へと変化させたという感動秘話にも藤樹の学問に対する真摯な姿勢が伝わってくることでしょう。
その他にも、御母衣ダム建設によって移植を余儀なくされた樹齢450年の「荘川桜」や、一人の人物によってなされた2,000本にも及ぶ桜の植樹の話には、時を超えて伝承されてきた思いが溢れています。
これからも語り継ぎたい美しい日本人の物語の数々に、心に温かな火を灯してくれる占部氏畢竟の講演録です。
【収録時間】
90分
※この音声は平成22年3月27日に開催された致知出版社の「日本を学ぶ」一日セミナーにおける占部賢志氏の講演を収録したものです。